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ゆとりの法則

ゆとり世代の筆者が社会人向けに、自身の実践する友達との遊び方をプレゼンツ。

摩訶不思議な3つのトランプゲームのはなし

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このシャカシャカ音がたまらないんだよね~。

こんにちは。hamataroです。今回はパーティーでの遊びの王道、トランプのゲームについて紹介したいと思います。ですが普通のゲームを紹介してもクソほども面白くないので、あえてマニアックかつ面白いものを紹介したいと思います。

 

とにかく笑える珍ゲーム:パタパタ

自分でも一体いつどうやって覚えたのか、全く出どころ不明な珍ゲーム、パタパタです。部活の先輩か何かに教えてもらったような。由来はともかく、これは笑えます。ちなみに最低4人以上、できれば6人以上がおすすめです。

ゲームは下記のステップで進行します。

①プレイヤーはそれぞれ初期手札をランダムに4枚持ち、自分の目の前に両手で隠すように縦に持ちます。残りは山札としてよくシャッフルして中央に裏向きで積んでおきます。

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最初はこんな感じ:1人でやると悲壮感漂う

②ジャンケン等で最初の人を決め、その人から時計回りに次の操作を行います。自分が交換したい枚数だけ場に表向きに捨てて、捨てた枚数分だけ、山札もしくはすでに他の人が捨てたカードからからとります。これをぐるぐると進めていきます。

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チェーンジ!

 

③そして最も重要なこのゲームの勝敗の条件ですが、目指すは同じ数字のカードを4枚手元に集めることです。ちなみにジョーカーは大富豪のようにどの数字の代わりとしても使えます。そして手元に同じ数字のカードが4枚集まった人は、静かにそれを手前に倒します。周りに気づかれないようにこっそりやるのがミソ。

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カードが倒れる時にパタッという音を出すのは二流

 

そしてここからが重要なのですが、誰かが一度同じ数字を4枚そろえて倒した場合には、全員すぐさま自分の手札を倒さなければなりません。つまり、ゲームをプレイしていて自分以外の誰かがカードをそっと倒したのを見つけた場合、自分の手札が未完成でも倒さなければなりません(これもこっそりやると面白い)。そしてこれが一番遅かった人、すなわち周りが倒しているのに気付くのが最も遅かった人が負けです。罰として養命酒をショットで飲ませてやりましょう。 

 これの面白いところは、倒す側の人間は同じ数字が4枚揃っていれば、いつどのタイミングでも手札を倒してもいいという点です。例えば4枚揃ってもすぐには倒さず、誰かがカードを交換しているタイミングでしれっと倒してもOKです。あるいは適当に話題を振って(常に会話しながらしないといけないとう縛りルールもおもしろい)、盛り上がっている隙に倒すのもあり。

 

ちなみに一番危険なのは自分の手札に同じ数字が3枚ありリーチがかかっている状況。自分のカードに気を取られすぎて、誰かが倒すのを高確率で見落とします。そして負けたが最後のろまの烙印を刻まれる。

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チャンスはピンチという言葉がこれ以上にふさわしい状況はない

常に自分の状況と周りの状況をみながら緊張感のある中で遊ぶのが楽しく、最後の一人がずっと気づかず笑いながら話をしているのを見るのが最高です(笑)

 

 

ほぼ運ゲー。でも続いたときのハラハラ感が最高に面白い:99(ナインティナイン

これは確か、昔懐かし伊藤家の食卓の公式トランプに書かれていたゲームだったと思います。ほかにもいろいろゲームが書いてあったけどこれしか覚えていない。

非常にシンプルかつスピーディーなゲームで、BBQで誰が火を焚くかどうかとかでケンカになりそうになったときが教科書的にはベストらしい。ちなみに最低3人以上、できれば5人以上でやるのがおすすめ。ゲームの基本的な進め方は下記です。

①全員はランダムに手札をそれぞれ3枚持ちます。残りのカードは中央に山札として裏向きにおいておきます。

②最初の人から時計回りに、手札から1枚を選び、中央に表向きに出します。その際、最初の人は出したカードの数字を口で言います(8をだしたら「8」と言う)。そしてそのあとに山札からカードを1枚引いて終わりです。カードを引くのは忘れやすいので気を付けてください。

③次以降の人も、自分の手札から1枚を選び、前の人が出したカードに重ねる形で場に出します。その際、前に出されたすべてのカードと、自分のカードを数字を足した合計の数値を言います(前のカードが8で自分が5を出したら13と言う)。そして1枚山札から引いて終わり。

④次の人に回します。これを続けていき、数字をどんどん足していって、最終的に足した後に99を超える(=100以上になってしまう)カードを出した人が負けになります。これが名前の由来でもあります。

 

以上が基本的なルールですが、ただこれだけではもちろん面白くありません。カードには様々な効果を持つものがあり、その使い方がこのゲームを面白くします。下記にそれぞれのカードの効果を説明します。

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特殊カード一覧


1(エース):1から99まで、好きな数を足すことができる。出す時に足した後の数字を言えばスマート(だいたいみんな99と言うけど)。最低でも1を足さないといけないので、すでに場のカードの合計が99であった場合に出すと負ける点に注意。

3, 4:数字の3と4としては扱わず、常に0として扱う。強力なカード。たとえ、場がすでに99になっていても出せる。

5:出した場合には次の人の番をスキップする。なしにしてもいい。

9:このゲームの肝。場に出すと常に99になる。場が0でも出せば一瞬で99。すでに99でも出すことができ、常に結果は99になる。強力なカード。

10:出した場合に場の合計数値から常に10だけ引く。例えば場の合計が99の時に出すと89になる。強力な回避カード。

11, 12, 13:絵札はすべて10だけ足す扱いとする。13を出しても足すのは10だけ。なお、11が出た場合にはカードを出す順番を逆向きにする特殊ルールもあり。

ジョーカー:出した場合に常に場が0になる。強力な回避カード。

 

少しルールが多いように感じますが、最初に何回かやってみるとすぐ覚えられます。

実際にどういう駆け引きになるかというと、普通にみんなカードを出していって数字を足していく、というようなお花畑的展開にはなりません。常にいつ誰がエースや9を出すことで場を99にして宣戦布告してくるか、そして自分の持ち駒たち(3,4,10など)がそれを凌ぐことができるか、という野蛮な20XX年的展開になります。

最初は回避カードを集めるために落ち着いた展開をするのもありですが、自分に回避カードがなくても速攻で99に持ち込んで、ほかの同様に運のないやつらを瞬時にたたきつぶすのもありです。

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あえてAで速攻つぶしにいく

ちなみに、各プレイヤーの手札の枚数を増やすと勝負が少し長引くので面白いです(ただ運のないやつはどのみちどうしようもない)。

 

 

ただの飲みゲー。ハイペースになるので飲む以外の罰も考えよう:アップオアダウン

 このゲームは外国人の友達に教えてもらったゲームで、飲みのときやパーティーなどに最適です(飲みすぎには注意しましょう)。

ルールはシンプルで下記のとおりです。

①まずはカードを裏向きでよくシャッフルした後、最初の1枚をめくります。

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初期状態

②そして最初の番の人は、次に山札から引いてくるカードが、そのカードより数字が上か下かを予測し、引く前に上だと思えばアップ、下だと思えばダウンと宣言します。その後山札からカードを引き、実際にその予言が当たっていれば、次の人に回し、同様のことを繰り返します。

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せいや

③もし宣言した予測が間違っていた場合、それまで溜まっていたカードの枚数分のショットをその人は飲みます。もし同じ数字を引いた場合は次の人に回します。あるいは飲むショットの数を追加で一杯分増やしてもいいです。

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おぞましい状況

 

要するにただの飲み会ゲームですが、シンプルかつスピーディーなので、ゆっくりやるか一度に飲む量を調整しましょう。また女性がいる場では絶対にやめておきましょう。大変なことになります。

 

以上マニアックだけど面白いトランプゲームの紹介でした。もしあなたがご存知のマニアックで面白いトランプゲームがありましたら是非コメント欄ででも教えてください。大募集中です。

それでは。