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ゆとりの法則

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テンパるの語源は?麻雀が由来の意外な言葉5つ

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実は下ネタ?

こんにちは。hamataroです。個人的に麻雀は好きで昔からよく遊んでいるんですが、麻雀から由来している言葉で、日常生活でも一般的に使うようになった言葉って意外とあるんですよね。

麻雀を覚え始めると色々と知れるんですが、それはメンドクサイと思う麻雀未経験者の方向けに、麻雀由来の意外な一般用語BEST5+おまけを紹介していきたいと思います。

 

テンパる

これよく使いますよね。焦って慌てふためく様子を指す言葉ですが、これは元々麻雀用語が由来です。麻雀には聴牌(テンパイと読む)という用語があり、これが動詞化したものがテンパるです。たぶん麻雀の由来元である中国語の読み方だと思われます。

では聴牌とはそもそも何なんでしょうか?麻雀というゲームは、ポーカーの様に手札(麻雀の場合は手牌と呼ぶ)を決められたルールに従って揃えることで役(やく)を作り、高得点を目指すゲームです。ポーカーの役に強さの順番があるように、麻雀も揃え方によって強さが変わってきます。

そして聴牌とは、あと一枚揃えばなにかしらの役が完成する状態、ビンゴでいえばリーチのような状態のことを指す用語です。もうお分かりだと思いますが、麻雀でテンパるというと、もうすぐ役ができる状態になるので、ドキドキソワソワするんですね。そこから広くドキドキする状態をテンパるというようになったのだと思います。

 

安パイ/あんぱい

無難で安全な選択肢のことを安パイと言ったりしますよね。これも麻雀用語で、元々は安全牌という言葉から来ています(言葉自体はたぶん日本語由来)。

これも麻雀のルールがわからないと少しややこしいですが、麻雀では先ほどの聴牌の状態、要するに自分の役が完成する一歩手前のリーチ状態になると、他人の捨てた牌を使って役を完成させることができるようになります聴牌になるまではできない)。

そこで、誰かかが聴牌になったことがわかると、他のプレイヤーは捨てる牌に細心の注意を払うようになります。聴牌しているプレイヤーが必要とするラストワンピースを捨ててしまうと、他人の役を完成させる手助けをすることになるからです。

逆に言うと、この聴牌しているプレイヤーが必要としていない牌=捨てても安全な牌ということとなり、それが短縮されて安パイとなり、一般的に無難で安全な選択肢という意味で使われるになったのだと思います。

なお、どの牌が安全かということを判断する方法はいろいろあるのですが、ここでは割愛します。しかしこれを判断するのは麻雀の醍醐味の一つでもあり、読みが当たったときは爽快です。

 

トイメン

これは球技などをやっている人だと聞き覚えのある言葉だと思いますが、一般的には自分に相対する人という意味で使います。例えばですが、バスケットボールではそれぞれのプレイヤーが相手のそれぞれのプレイヤーにマークを割り当てて、各自担当を決めますが、その自分の担当の相手選手のことをよくトイメンと言ったりします。

これも意外ですが元は麻雀用語で、漢字では対面と書きます。ほぼそのまんま。

麻雀は四角のテーブルの各辺に4人がそれぞれ座って遊ぶゲームですが、席に座った際に自分と対面している相手のことを、トイメンとよびます(たぶん中国語の読み方?)。

ちなみにですが自分の席の左右の人は麻雀ではどう呼ぶのかというと、左隣の人を上家(カミチャ)、右隣の人を下家(シモチャ)と言います。トイメンとは言葉上全然関係ないという。麻雀は反時計回りに順番が回ってくるので、自分より先に順番が来る左隣を上と呼ぶわけです。

 

メンツ

これは老若男女ほんとによく使いますよね。メンツが揃うとか揃わないとか。

麻雀では34種類の牌が存在し、それぞれ全く同一の牌が4枚ずつ存在します。すなわち、34×4=136枚の牌を使ってゲームをします。そしてそれらを組み合わせて、ポーカーの様に手札(正確には手牌)を揃えて役を作り、その得点を競うゲームです。

ただ揃え方にはルールがあり、3つの牌を1セットとして扱い、それのセットを4つ(計12枚)に加えて、全く同一の牌2枚を加えた、14枚で役を完成させなければなりません。そして、その3枚1セットのことを麻雀用語で面子と書き、これをメンツと発音します。

136枚もある牌の中から3つを選んで3枚1セットとして扱うには、もちろん決められたルールがあり、例えば記載された数字が階段になっている(1,2,3など)や、全く同一の牌3つ(1,1,1など)でなければなりません。

そこで、メンツをいかに早くそろえていくかということが勝負のカギになってくるわけです。そしてそこから、メンバーをそろえることを麻雀で面子をそろえることになぞらえて、メンツを揃える、集める、確保する、などと呼ぶようになったのだと思います。

 

連チャン/れんちゃん

これは頻度が高い言葉ではないですが、なんとなく意味は分かるのではないかと思います。同じようなことが連続して続くことを指して使ったりしますよね。

これも意外に麻雀用語で、漢字では連荘と書き、これをレンチャンと発音します。たぶん中国語の読み方から来ているのだと思います。

では麻雀で連荘は何を意味するのかということが問題になるわけですが、最後に紹介することからわかるように、麻雀をしない人からするとややこしい概念です。

よくトランプのゲームで親と子を決めたりすると思いますが、その要領で麻雀にも、プレイする4人の中で親と子の分担が存在します。ルール上、一般的に親は有利な状態になるのですが、自分が役を完成させることができない場合などには、別の人に親の権利が移動してしまいます。

逆に言えば、自分が役を完成させ続けることができれば、ずっと自分が親でいることができます。そして手役を完成させて自分の親の状態を継続することを麻雀では連荘と呼ぶのです。

そこから転じて、何かが続くことを連チャンと呼ぶようになりました。ただ、パチンコでいう連チャンはたぶん連続チャンスが原語だから、たぶん関係ないはず。まあ、実際意味的にも近いのでみんなごっちゃに使ってると思います。

 

おまけ

そして最後におまけということでもう一つ紹介したいと思います。おまけにしたのはズバリ下ネタで、それゆえ見出しとして書きたくなかったからなんですが、その言葉は「パイパン」です。真面目に書くと剃毛された陰部と定義されますが、これも実は麻雀用語です。

先ほど麻雀には36種類の牌があると言いましたが、そのうちの一つに、全く模様のない真っ白な牌があります。白と書いてハクと読むのが一般的ですが、元々は白板と書いてパイパンと読まれていたそうで、そのツルツルの状態になぞらえて、陰毛を完全に剃った状態のことを、パイパンと呼ぶようになったようです。

 

麻雀を始めるといいこと色々

ということで、以上身近で意外な麻雀用語でした。麻雀自体は覚えるのが難しそうと思われることが多いですが、要点と理屈を覚えれば案外シンプルです。それでいて奥は深く、飽きもきにくいゲームなので、趣味として始めるにもおすすめです

もし興味を少しでも持って頂けたのであれば、麻雀好きとしては嬉しいかぎりです。こちらもぜひ参考にどうぞ!

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