おしゃれ部屋は理屈でつくれる。インテリアの買い方のコツとわが家の実例
こんにちは。hamataroです。今回はインテリアネタということで、部屋をおしゃれに見せるための家具・インテリアグッズの買い方について伝授したいと思います。今回はベッドや食器など個別具体的な話ではなく、より一般的な、すべてのインテリアショッピングの大前提となるコツを、ところどころ我が家の実例付きでお伝えしたいと思います。
ちなみに結論から言うと、今回の総てのテクニックに共通するポイントは、「統一感」です。
初級編
まとめて大量に買え
これは本当に大事なことなので2回言います。まとめて大量に買え。買え。自分の家のインテリアを見て、こう思うことはありませんか?なんだかどれもバラバラで統一感がない、違うものの寄せ集めみたいになっている。それは当たり前で、おそらく色んな所で買ってるから。それぞれのお店にはそれぞれの統一されたテーマがあったり、あとは安物はどうしてもほかのものとなじみにくかったりするので、なんだか雑然とした形になります。
特に食器やインテリア小物はこういう傾向が表れやすいです、なぜかというと、色んなお店をぶらぶらしているときに、その時々で思いついたように買ってしまうからです。思いついたように買うのはいいのですが、問題は買う量が少ないこと。これが諸悪の根源。ちょっとしたサボテンとか写真立てとか、ちょっとした醤油皿とかマグカップとかをそのつど買いしてませんか?小さいインテリアグッズは、単体ではボリュームにかけるので他のものと並べておくことが多くなりますが、その組み合わせが別の店で買ったものになったりすると、一気に見栄えが汚くなります。食器についても単体で使うことはまれですよね。他のものと混ぜると一気に食卓がブサイクになります。
なのでお勧めは、たとえ一度の出費は多く感じたとしても、買うなら買うでなるべく一気に買うこと。食器なら小皿から大皿、ボウルやフォーク類まで一気に買いそろえる。インテリア小物なら柄違いやサイズ違いもまとめて買う。そのほうが部屋がきれいに見えます。違うものをうまく組み合わせることも可能ですが、センスがないとなかなか難しいと思います。
できればおなじところで買え
これは1つ前の部分と重なる部分も多いのですが、なるべく買うお店を統一したほうがいいです。これはこっちが安いからとか、これはお金かけなくてもいいから安物を、と使い分けていると、安物買いのおしゃれ失いになります。
こういうときに大事になってくるのはやはり、いいものを長く使うという心構え。昔はそれほど物があふれていなかったというのもあると思いますが、やはり昔ながらのこの金言に従うとメリットがいろいろあります。長期的にコスパも高い。それに一つのお店の常連になれば、いろいろとお店の人に相談することもできますし、買い物ももっと楽しくなると思います。
カラーを決めて買え
これはまあよく言われることなのでご存知の方も多いと思いますが、実行するとなると案外難しいもの。ついついグレーや白などのベタな色のものを買ってしまうことも多いと思います。ですがカラーを意識して統一するように家具やインテリアを買うと、部屋がグッとスタイリッシュに見えます。
ちなみにカラーを決める際によく言われるのが、3つのカラーとそのバランス。インテリアに使う色は3色程度に絞ったほうが良いといわれ、それぞれ部屋を美しく見せるための役割と部屋に占める割合の黄金比(7:2.5:0.5)があります。
- ベースカラー(70%):部屋の基調となる色。茶色や白黒などあまり派手な色ではなくてOK。
- メインカラー(25%):部屋のテーマカラーとなる色。自分の好きな色でOK。
- アクセントカラー(5%):ベースやメインとの対比になるような色で、部屋の色にアクセントを加え、引き立たせる。メインカラーと補色の関係にある色や、黄色や水色など明るくて強い色がベター。
ちなみに我が家のベースカラーは茶色もしくはそれを薄くしたベージュ、メインカラーは緑、アクセントカラーはオレンジです。
上級編
さらなる高みを目指すなら、部屋のテーマを決めろ
これはやや手がかかるので、やる気のある人向けですが重要です。よく言う北欧系インテリアなのか、NY風なのか、インダストリアル系なのか、はたまた中世ヨーロッパ風なのか、カントリースタイルなのか、インテリアのテーマはいろいろあります。もちろんオリジナルもいいですが、なるべく既存のテーマに沿ったほうが手軽に済みます。そしてこのテーマを決めて家具やインテリアを買うことで、手っ取り早くおしゃれEXPが大量に稼げます。ドラクエでメタルキング狩りするイメージ(?)
ちなみに筆者はコロニアルスタイルというのが好きで、そのテーマで部屋を統一しています。コロニアルとは植民地風という意味で、東南アジアやアフリカなどがヨーロッパ諸国の植民地として統治されていたころのスタイルを指します。基本的には彼らがヨーロッパから持ち込んだ伝統的なアンティークなスタイルをベースとして、そこに熱帯の自然あふれる環境のテイストが入り混じった形になります。
また最近気になっているおすすめのスタイルはアフリカン。原色のカラー、すこし色あせた木材、動物素材の置物やネイティブ柄などを多用したスタイルです。こういうネイティブな感じは強いエネルギーを感じさせてくれます。ちなみにピカソや岡本太郎は、こういった古代民族や原住民の持つ原始的な美的感性を参考にしたそうです。
材質を統一しろ
これは案外見落としがちな部分で、筆者自身も試行錯誤の中から気づいた点です。家具やインテリアの材質なんてそんなにたくさんないっしょ?と思うかもしれませんが、木(といっても千差万別)、プラスチック、レザー、ガラス、麻、綿、金属(といっても色々)、真鍮、コンクリート、陶器と実に様々です。これをある程度絞って家具・インテリアを選ぶことで、部屋に統一感が出ます。何か買うときには、この材質すでに家にあったっけ?と思い出して買うことをおすすめします。
そして何より、これらの素材は、実は先述したインテリアのテーマと密接な関係があります。というのも、各テーマの雰囲気を出すためには特定の材質に絞ることが必要になってくるからです。
例えば私の目指しているコロニアルスタイルでいうと、家具はアンティーク調で木製が基本、それに合わせるのは綿や麻などの、熱帯の植物素材。逆にガラスや金属、プラスチックを多用すると、モダンな印象になりイメージから大幅にずれてきます。こればっかりはすべてのスタイルについて説明はできないので、ググるか、自分の目指すスタイルの写真をみながら研究すると良いと思います。いろいろ工夫しているけどなんか統一感が出ない、と言う方はこの点を見落としていることが多いと思います。
そもそもデザイナーズ・リノベーションの家に住め
これは別のエントリで詳述したのでぜひ見て頂きたいと思いますが、そもそも家具を買う前に勝負がついていることのほうが多い、というものです。ほとんどのインテリア雑誌やカタログ、展示場は、家具がおしゃれと言うよりは、それを包み込む空間がおしゃれだからおしゃれに見えるんです。でもほとんどの日本の家はフローリングと白壁と、まさに国民性の様に画一的。そこから抜け出さないとそもそも何も始まりません。
ということで色々と、おしゃれ部屋に至る方法をいくつか理屈付きで解説してきました。最初にいったようにどれにも共通するのは「統一感」で、それをいかに出すかというのがすべての理論的背景にあります。後半のものはお金も時間もかかるので、まずは最初のほうから徐々にならしていくのがおすすめ。あ、でもテーマは一番最初に決めておいたほうがいいかも。それでは!