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ゆとりの法則

ゆとり世代の筆者が社会人向けに、自身の実践する友達との遊び方をプレゼンツ。

初級メタラーが非メタラーにメタルを必死に解説してみた。

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バービー人形にしてやろうかー!!

こんにちは。hamataroです。今回は音楽関連のネタということで、私の大好きなメタルについて、メタルを聴かない人に向けた紹介記事を書いてみました。とにかくなぜあなたがメタルを聴いたほうがよいかということについて個人的な観点から小一時間ご説明させて頂こうと思います。

メタルは正直あまり浸透しているジャンルではない...という言い方は生ぬるい。正直迫害されているジャンルですが、その音楽性は非常に高く、サブジャンルも多様で、様々な音楽の楽しみ方ができるジャンルでもあります。ついでに最後には入門におすすめのメタルのサブジャンル&良曲についても紹介したいとおもいますので、ぜひ一度お聞きください!ああすでに楽しい。

 

そもそもメタルとは?

そもそもメタルとはどういう音楽なのか?筆者は音楽の学問的素養など皆無なので主観的にお答えすると、とにかく濃い音楽、となります。メロディーも濃いしギターもベースもドラムも濃い。それだけでなく歌詞も濃ければ髭も濃い(髪は薄い)。ジャケ写も濃いので大体ジャケットを見ればメタルかどうかすぐわかる。

自分でも何言ってるかよくわからないのでもう少しわかりやすく説明すると、激しく重く歪んだギター音を中心に、疾走感の強いドラム、低音をとにかく強調したベースが鳴り響き、それをクサい歌詞に載せてロン毛(かハゲ)のヒゲもじゃが歌い上げる音楽です。

 

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oh jesus

 

なぜあなたはメタルを聴くべきなのか

メタルとは何かについてよーーーーく理解できたところで、なぜメタルを聴くべきかという理由に移りたいと思います。理由は大きく3つあります。

濃い音を味わえる

これは上述したメタルとは何か、という内容とも被るのですが、とにかくあらゆる音楽のエッセンスがてんこ盛りで音を味わうのが楽しい。メロディーは基本的にキャッチ-かつテクニカルで、その辺のポップスより耳に残る曲ばかり(と信じている)。

ドラムもその他のジャンルでは聞けないほどのスピード感で、ベースと合わせたその重低音は心臓に直接響いてきます。これほど濃い音楽はほかにないのではないでしょうか。強いて言えば、EDMなんかはメロディーの濃さや、スピード感、体に響く的な観点から案外近しいジャンルかも。

 

音が濃い:Battle Beast - The Golden Horde

モダンな正統派メタルの代表格、Battle Beast。名前のインパクトだけでなく女性ボーカルのアクの強さはワールドクラス。戦闘準備におすすめ。

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あらゆる音楽のエッセンスを楽しめる

もう一つのメタルを聴くべき理由ですが、それはメタルには様々なジャンルの音楽のエッセンスが入っているという点。1つの曲に色々と入っているわけではないですが、メタルにはサブジャンルが豊富にあり、それぞれが各音楽ジャンルのエッセンスをふんだんに取り入れることで特徴的になっています。そのため、濃さという共通項はありながら、多様な音楽を聴くことができるので、音楽を好きな人にはたまらないはずです。

一例をあげると、メタルの中にはネオクラシカルメタルというジャンルがありますが、これはクラシック音楽の音の使い方を取り入れたものです。計算された美しい音色を味わうことができます。

ネオクラシカルメタル:Majestic - Curtain of Fire

クラシカル感満載の一曲。2:20あたりからキーボードの頭がおかしくなる。ちょっと初心者にはクセが強すぎるかも。

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また、ほかにもフォークメタルというジャンルがありますが、これは民族楽器をふんだんに曲に織り込んだもので、原始的かつ幻想的な雰囲気を味わうことができます。

フォークメタル:Equilibrium - Unbesiegt

ドイツのフォークメタル(正確にはヴァイキングメタル)バンド、Equilibirumの一曲。フォーキーな笛から祝祭的な雰囲気があふれ出して止まらない。目を閉じればそこに森を駆けるヴァイキングが... ちなみにUnbesiegtの意味は「無敗」

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非日常感を手軽に味わえる

そして最後のメタルを聴くべき理由はずばり、非日常感を味わえるということです。上記2つの特徴とも絡んできますが、なかなか日常生活のなかで聴く音ではないので、メタルを聞きながら目を閉じれば、異世界に迷い込んだかのような感覚になります。特にデスメタルブラックメタル、フォークメタルなどは顕著。

日常生活のBGMとしてであればうるさすぎて最悪ですが、純粋に音楽を味わい、現実からトリップするには、メタルほど適切なものもないかなと思います。

 

非日常感:Children of Bodom - Touch Like Angel of Death

これを田舎の真っ暗な夜道をドライブしながら聴くとすさまじい恐怖感に襲われるのでおすすめ。クラシカルなメロが最高で、20年前の曲とは思えない。

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メタルのジャンルいろいろ

ということで、ひとしきりメタルの魅力について語ったところで、早速曲を紹介していきたいと思います。が、その前に、メタラーのはしくれであれば知っておきたいメタルのジャンル分けについて簡単に。さっきいったサブジャンルってやつですね。

一例を挙げると、トラディショナルメタル、メロディックスピードメタルメロディックパワーメタル、シンフォニックメタル、プログレッシブメタルブラックメタルデスメタルメロディックデスメタル、スラッシュ、デスラッシュメタルコアゴシックメタル、ジャパニーズメタル(みんな大好きX JAPANなど)、ジャーマンメタル、フォークメタルなどなど。いっぱいあるのが楽しい。

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メタル・ユニバース


ただ色々ありすぎて正直ややこしいので、経営コンサル風に4象限の図で一目でわかるようにしてみたのがこちら。

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 いやーわかりやすい。結論はポートフォリオの左から順に攻めていきましょうということです。めざせ無差別級ひきこもり。ということで、待ちに待った(?)入門おすすめ曲紹介といきます。

 

筆者鬼推しの初心者おすすめジャンル5選

まずはど真ん中から【トラディショナルメタル】

ゲームをやる前にはまず説明書を読破しないと我慢できない人はまずこちらから。古き良き伝統を受け継ぎし、教科書的な王道メタル、それこそトラディショナルメタル。

Battle Beast - King for a Day

再び登場のアネゴ。こちらはより古き良き感のあふれる、ヘドバンしたくなる一曲。

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Amaranthe - Hunger

こちらもモダンな王道メタルの代表格、アマランス。サビもキャッチーで、なによりアレンジが現代的なので聴きやすい。デスボイスに慣れるのにもおすすめ。

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Judas Priest - Painkiller

ここでザ・メタルな過去の名曲をひとつ。メタル界の神つまりGOD、ジューダスプリーストの代表曲。これを始めて聞いたときに筆者はメタル世界に開眼しました。

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Sabaton - Shiroyama

クサメタルの代表格、サバトン。Shiroyamaが何なのかよくわからなかったので調べてみると、どうやら日本語では城山の戦い=西南戦争のことらしい。とりあえずサムライとブシドーと言っているのは聞こえる。ラストサムライ

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 圧倒的スピードと濃いメロディーに酔いしれろ!【メロディックスピードメタルメロディックパワーメタル

とにかくキャッチ-なメロディを爆速で流すのがこちらのジャンル、通称メロスピ・メロパワ。スピードを押し出したのがメロスピで、パワーを押し出した(?)のがメロパワ。比較的常識人にもなじみやすい。ロックが好きな人などどうぞ。

DragonForce - Heroes of Our Time

メロスピの代表バンド。おそらく世界で最も曲のスピードが速いバンド。初めて聞いた時のギターソロの速さ(と長さ)は衝撃でした。

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Stratovarius - Eagleheart

こちらも大御所、Stratovarius。時代を感じるPVがなんか好き。とにかくサビがキャッチー。全員全力でダサいのが逆に良い。

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Nightwish - Stargazers

正確にはシンフォニックないしゴシックメタルに分類されるバンドであるものの、有名なのでピック。イントロだけでご飯5杯は食べれる。曲は0:40あたりから。

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Sonata Arctica - Victoria's Secret

下着の歌という名前はふざけているけど、サビがキャッチ-な良曲。3:18あたりからキーボードが発狂する。

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ほぼRPGのボス戦BGM【シンフォニックメタル】

続いては、オーケストラ的な要素を組み合わせたシンフォニックメタル。一言でいえば、とにかく大げさ。ファンタジーや中世ヨーロッパをモチーフにすることが多い。どの曲も余裕でゲームのボス戦BGMに使えるのが共通点。

Rhapsody - Emerald Sword

おそらくもっとも有名なシンフォニックメタルの曲を挙げよといわれると、全メタル界が満場一致であげるのがこの曲。シンフォニック界のGOD。別名RPGメタル。

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Xandria - Nightfall

荘厳とはまさにこのこと。

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Ancient Bards - Valiant Ride

イタリア発のシンフォニッククサメタルの伝承者。とにかく大げさでクサい。

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デスボイス入門に【メロディックデスメタル

デスメタルはいわゆるデスボイスで歌うメタルジャンルで、テーマも陰鬱で残酷なものが多い(しかしデスボイスではほとんど何を言っているかわからない)。中でもメロディックデスメタルは、ある程度キャッチ-なメロが入っているので、デスメタル入門としておすすめ。

Children od Bodom - Needled 24/7

デスメタル界の生き字引、チルドレンオブボドム、通称チルボド。北欧を代表する超有名バンドでもあり、よくメタル界以外の世界からネタにされる。ボドム湖殺人事件をモチーフにしたバンド名と、24時間7日間ずっと串刺しというキテレツタイトルな曲。ギターソロは発情を誘うレベル。

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In Flames - Hive

ブラジル発のモンスターバンド、インフレイムス。暗澹とした曲の中に感じるメロディーセンスが病みつきになる。2:46からのギターソロは美しくも哀愁漂う、圧巻の一言。

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Arch Enemy - The World is Yours

こちらも大御所、アーチエネミーからあえて新しめの一曲。誰もがまさかこの声が女性だったとは思わない。

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民族楽器で古代へタイムスリップ【フォークメタル/ヴァイキングメタル】

こちらは前に少し紹介したフォークメタル。その中のさらにサブジャンルとして一大勢力を張るのがヴァイキングメタル。とにかく古代のお祭り感あふれるジャンルで、音楽好きにはたまらない。

Equilibrium - Blut im Auge

さきほど紹介した同一バンドから別の一曲。キラキラシンフォニックヴァイキングメロディックスピードメタルとも言える至高の一曲。

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Korpiklaani - Wooden Pints

フォークメタル界の代表格、コルピクラーニ。こちらのインパクトのあるPVはもはや軽い衝撃映像。ほかにもっとましな曲はありますがあえてのチョイス。木こりが村の結婚式で踊ってそう。

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Arkona - Yarilo

こちらは若干ディープなフォークメタルバンド、アルコナ。1人の女性がきれいなボーカルとデスボイスを使い分け、ステージを跳ね踊りながら歌うさまは狂気。こちらも衝撃映像。ベースはおそらくロシア系。

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アルコナからもう一曲。村人同士のケンカがテーマ(?) おもしろすぎるw

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 以上、メタルのおすすめ入門曲紹介でした。メタルの世界はまだまだ奥深く、バンドも星の数ほどある世界なので、興味の湧いたジャンルがあれば、ぜひ手を出してみてください。それでは~